井戸型ゲルマニウム半導体ガンマ線スペクトロメーターシステム

(豊中分館 第2物理実習室 設置)
画面手前がゲルマニウム半導体検出器部分の入っている遮蔽体です。10cm厚の鉛が外部放射線を遮蔽し、低バックグラウンドγ線測定を可能にします。遮蔽体内部(+IMAGE=369kB)に検出器が入っており、測定試料もそこに置きます。
遮蔽体の向こう側にあるのが液体窒素用デュワー(30L入り)で、それによってゲルマニウム半導体を液体窒素温度(−196度)まで冷却します。ゲルマニウム結晶を用いたγ線測定にはこの冷却が必要です。
さらに向こう側には、高圧電源、アンプ、マルチチャネルアナライザがあり、8kchのγ線スペクトル測定ができます。それらの機器の制御とデータ収集は、PCからOS/2を介しておこなわれます。