元素分析装置

数mgの試料を燃焼させることで、その中に含有する水素、炭素、窒素、硫黄の濃度を0.1wt%の精度で測定することができます。サンプルが装置内部に投入されると約1000℃に加熱した燃焼管内で燃焼・酸化され混合ガスとなります。このガスを還元銅が充填した還元管に通過させることで、燃焼してできた窒素酸化物(NOx)を窒素ガス(N2)に、硫黄酸化物(SOx)を二酸化硫黄(SO2)に還元します。その後、カラムでガスを分離して、熱伝導度型検出器でそれぞれのガスを検出、定量することで、試料中の各元素濃度を算出します。有機分子や金属錯体など液体や固体でも分析が可能です。
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