ICP-MS

誘導結合プラズマ質量分析法(ICP-MS)は、誘導結合プラズマを利用して試料をイオン化する質量分析法の一種です。試料を噴霧し、プラズマに通過させて生成させた原子イオンや多原子イオンを検出します。一般に液体試料中の元素を極低濃度(ppb~ppt)で定性および定量する目的で使用されています。この分析は1回の測定で多元素(原子番号が3以降のほとんどの全元素)を同時に検出することが可能であり、同じ元素でも重さの異なる同位体を区別することもできます。
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