赤外分光光度計

液体や固体の物質に赤外光(2500〜25000 nm)を照射し、透過もしくは反射した光量を測定することで振動スペクトルを取得する装置です。分子振動のエネルギーは赤外光のエネルギー付近にあるため、分子は赤外光を吸収して振動します。分子が赤外線を吸収する効率は電気双極子モーメントの変化量が大きいほど高いため、特に電気陰性度の異なる原子(例えば-OH, -CO-)で構成される官能基の存在を推定することができます。サンプルの形態や量などを考慮して、全反射法とKBr法を選択して測定を行なっています。
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