単結晶X線回折装置

化合物の単結晶にX線を当てたときに得られるX線回折像から分子の三次元構造を明らかにする装置です。有機分子や金属錯体に限らず、単結晶であれば測定が可能です。原子の位置を正確に求めることができるため、金属イオンの酸化数や電子状態の違いや、結晶中の水素結合やπ-πスタッキングなどの相互作用の有無も明らかにすることができます。1光子検出型ハイブリッドピクセル検出機を搭載しているため、高精度かつ短時間で測定できます。また、専用のクライオスタットを用いて、常温から100 Kまで冷却して測定することが可能です。
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